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ブログ> 2015.1.27.

中満整体式 身体取扱説明書 自律神経保護編【声を聴き分ける大切さ】

2015.1.27.

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
クラニオバイオ整体ドットコムの中満整体です。


タイトルが漢字だらけで、やや大げさな感がありますが、
身体取扱説明書という表現が最適と思い、思い切って漢字だらけにしてしまいました。


東洋医学で”養生”という言葉がありますが、
健康を維持するために必要なことは、どうやって身体を扱うか、ということであって、
どういう構造になっているかを知識として理解するより大切なのだということを
ここ最近、改めて強く思いましたので、このテーマを思いつきました。


身体とは、ある見方においては、非常に精妙に化学変化を遂げるサイエンスの結集と表現することができます。
しかし、そこを解剖学、生理学などという専門知識をフル活用しながら、不調の原因探索をするがごとく、紐解いていくところに、健康があるとは限りません。
東洋医学を志していたころからそれを認識してはいましたが、今回は東洋医学の”養生”とは少し違う趣で書いてみたいと思います。


クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、中枢神経を包み込む脳脊髄液を扱っているため、
末梢神経である自律神経とも深いかかわりがあります。
今回は、その自律神経の健全さやバランスを保つために必要であると中満整体が考えることを書いてみたいと思います。


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クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは、実は、聴くことに始まり、聴くことに終わると言ってもよいくらい、
聴くこと、そして、聴く時の心的態度がとても大切なのです。


では、聴くとは、何を聴くのでしょうか。


セラピストは、まず、お話を聞きます。
そして、身体または脳脊髄液のリズムを聴きます。


このお話と、身体のリズムのそれぞれから受ける印象が異なることもあります。
しかし、当然ながら、そのそれぞれを尊重することが私の仕事でもあります。


この聴くことなしに、回復が訪れることは無いともいえるでしょう。


今回は、この”聴くこと”を身体の取扱説明書的にお話してみたいと思います。


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誰しも、頭や心からの声というのがあると思います。
実際に、頭で考え、心で思うことです。
英語で言うところのmind、マインドの声です。
実際その声を言葉として発しなくても、または自覚しなくても、マインドの声というものは、思考や意志とともに、自然に湧き上がってくるのではないでしょうか。


また、マインドの声とは対照的に、身体の声というのがあると思います。


公式ウエブサイトでもお伝えしておりますとおり、自律神経とは、ある程度の健全さは、生活習慣などで維持できるのですが、
本質的には、本人の意思で自在に操作できるものではありません。


身体そのものに知恵があり、肉体の所有者が指揮、監督しなくても、無意識のレベルで、身体の調節をしてくれているとても優れた身体機能であるとも表現できます。
この、自律神経とは、こちらが意図しなくても、良かれと思って様々な調節をしてくれている、素晴らしい機能なのですが、時にに自覚するのが難しいこともあるとも思われます。


身体の声とは、まさに、この自律神経がしてくれている仕事を含めた、私たちが自覚するのが難しい、身体の声です。


この、マインドの声と肉体の声が、完全に一致することは、非常にまれなことだと私は思っています。
しかし、両方の声が、違っていることを自覚することは、十分にできることだと思います。


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声を聴き分けられない例として、かつての私の例を挙げたいと思います。


私は東洋医学の道を志す前、完全に、身体の声を無視していました。


身体の声が、休みたい、などというものなら、
マインドの声が、その声をねじ伏せるかのごとく、甘ったれるな!と喝を入れます。


つまり、休むことは、非常に大切な副交感神経の働きであって、身体が休息を求めているのですが、
私は、それを甘ったれている!と突き放すので、休みたがっている副交感神経の働きを抑制することになるのです。


そうすると、交感神経系が活性化してきます。
交感神経が活性化する時、その表れは人それぞれ異なると思いますが、
私の場合は、ハイテンションになり、
少々寝なくても大丈夫なくらい活性化してきます。
まさに、甘ったれていない状態です。


一見、都合がよくなったように思われます。
しかし、これを継続すると、自律神経の不調和が訪れます。


やっと副交感神経が働き始めたかと思えば、身体のスイッチが切れたように、ぐったりとした無力感や不安感を覚えたりします。


そこでさらに、マインドが、ぐったりとしているところに、甘ったれている!と何度も追い打ちをかけると、もう、身体の声は完全に聞こえなくなります。


これは、私が経験した声を聴き分けられない例です。
最終的には、完全に自律神経のバランスを崩し、あらゆる不調に悩まされるわけです。


マインドの声が、肉体の声と違っても、両方の声を尊重して、違ってもいいから聴き分けてあげられていたら、自律神経の健全さは守られていたかもしれません。


お読みくださるあなたは、かつての私のようになってはいけません。


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聴くということは、
受け入れるということに似ているかもしれません。


受け入れるということは、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの真髄でもあると思います。


身体の声とは、例えば、
「口から食べたものが、胃にたどり着いたから、胃液を分泌し、消化酵素で分解するぞ!」
という声ではありませんが、食後はすこしゆっくりと過ごしたいという身体の声を聴くことはできます。
そこで、身体の声は、ゆっくりとしたがっているが、今は、どうしても急がなければならないという場合であったとしても、 両方の声を聴けている、受け入れているのならば、自律神経の健全さは守られると、中満整体では考えています。


聴くことは、受け入れることです。


自律神経とは、やはり、自覚なく、無意識であったとしても私たち人間の良きに計らってくれています。


私たちのマインドが良いと判断することよりも、さらに良きに計らってくれているとも思えます。


どうぞ、この両方をご自身で聴いてみて、両方を受け入れてみてください。
何かしらの良い変化があると信じますが、それでも、違和感がありましたら、
ぜひ、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの施術を受けてみてください。


セラピストが聴くことで
ご自身がみずからが、
両方の声を聞き取りやすく、また、受け入れやすくなるでしょう。


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中満整体

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