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原初の呼吸とは、あなたが受精卵だったころから続いている命の呼吸です。
原初の呼吸は、もともと、プライマリー レスピレーション(primary respiration)と呼ばれ、第一次呼吸と訳されることが多いのですが、中満整体では、原初の呼吸と訳しています。
脳脊髄液健康法では、この原初の呼吸を、脳脊髄液の流れから感じ取ることから始まります。
そして、その呼吸とは、私たちが通常している肺の呼吸とは、また違った呼吸です。
原初の呼吸は、はるか遠い昔、私たちが誕生する前の受精卵だったころから始まっている、とても原初的な呼吸です。
細胞がひとつからふたつに分裂するその瞬間にも、細胞は、原初の呼吸しています。
そのリズムを繰り返しながら、細胞分裂をし、受精卵から、胚子へ、そして、胎児へと変成していくのです。
脳脊髄液健康法では、この原初のリズムを感じ取り、このリズムが正常化していくのを見守ります。
原初の呼吸は、私たちの身体に常に影響を与えています。
原初の呼吸が、本来のリズムを取り戻すと、私たちの肉体がしている、あらゆるリズムは正常化され、おのずと回復に向かいます。
私たちは、もともと、たった一つのちいさな受精卵でしたが、今、このように、成人した身体の内側には、それぞれの臓器が個々に分かれていることから、それぞれがバラバラに動いているように感じられます。
しかし、脳脊髄液を通して原初の呼吸を感じ取るとき、私たちの命とは、全体でひとつであったということを教えてくれます。
なので、施術者は、各臓器をバラバラに修復させることができないのです。そして、ココロもカラダも同じように変容を迎えるのです。
かつて、このようなお問い合せがありました。
「心の状態は、向精神薬を服用しているので、安定しているのだが、
肩こりがひどいので、肩コリだけ解消するように、
そして、心の状態は、そのままにしておくように、施術をしてもらえるか?」
この、ご質問に対して、残念ながら、それは、構造上できない旨をお伝えしました。
しかし、こう考えることができます。
原初の呼吸を正常化することで、あらゆる身体のリズムとココロが、一斉に変容を迎えることになる。
もし、あなたがこの考えを聴いて、「それは、なんて、お得なんだ!」または、「時間効率がいい!」と思われましたら、この、脳脊髄液健康法を十分に活かしきることができるでしょう。
そして、本質的な癒しとは、この、原初の呼吸が正常化し、自らの生命力を取り戻すことにあるのです。
私たちの命とは、自然環境の一部である。
こんなことを書くと、なんだか理科の授業みたいですが、実際、私たちの命は、自然環境と一体です。
私たちは、水や酸素がないと生きていけません。
木々が、太陽の光を浴び、光合成をして酸素を排出し、私たちは、ガス交換をするように、植物から酸素を与えられる。
そして、雨水が大地にしみこみ、微生物によって分解されながら、川、海に流れ込み、私たちは水という恩恵をいただく。
少し、理科の授業を、思い出しただけでも、私たちは、こんなにも、自然環境に依存している命であるということがわかります。
そして、女性の体は、月の周期に影響を受けているともいわれます。
月の引力とのかかわりあいによって産気づき、出産がなされ、また、生理周期というひとつのリズムが生れます。
この、原初の呼吸を感じれば、感じるほど、自分自身の内側と、そして、外側にあるリズムとの調和を感じるでしょう。
私たちの身体の内側にある、臓器というひとつの壁をこえて、ひとつの身体であるように、
私たちが、外側のリズムと一体化した、大きなひとつであると思えるような、リズムの調和を感じるかもしません。
原初の呼吸とは、巨大な生態系のリズムと連動する、雄大な命の源泉。
私たちの命を支え、私たちの命と深くかかわっている、太陽、地球、月を、違った角度から見ると、
このように見えます。
この、原初の呼吸は、私たちの命が、壮大な生態系のリズムとも関わりあっていることを教えてくれます。
1年365日というリズム。
一週間が7日であるというリズム。
月が28日に一度地球の周りを巡るリズム。
身体というひとつのサイエンスは、このような、壮大なサイエンスと深くかかわっているということを、
この、原初の呼吸を通して、感じることができます。
今、個人のレベルで、原初の呼吸が回復し、生命力と共に、何らかのエネルギーが動き出すのであれば、
それは、壮大な生態系に、何らかの影響を与えていると考えることができるのです。
よく、脳脊髄液の循環が良くなってくると、運が良くなったとおっしゃる方がいらっしゃいます。
その現象も、この広い範囲での、生命のつながりあいや関わり合いを考えると、とても自然なことのように思います。