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中満整体について> クラニオセイクラルは2種類あります。

クラニオセイクラルには、バイオメカニックとバイオダイナミクスの2種類があります。

バイオメカニックについて

クラニオセイクラルとは、もともと、オステオパシーという米国発祥の医療技術から発展した療術です。
オステオパシーの歴史を語る前に、現在、日本で実際行われているクラニオセイクラルには、大きく分けて2種類あることをお伝えしたいと思います。


それは、クラニオセイクラル・バイオメカニックと、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスと呼ばれる2つです。
ちなみに、中満整体の施術は、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスです。
両者とも、クラニオセイクラルという一語のみで表記されていたり、”クラニオ”という略式にて表現される事が多いことから、混乱を招くことが多いのですが、両者の施術内容は、非常に異なるため、どう違うのかを、簡単にご説明したいと思います。


クラニオセイクラル・バイオメカニック(以下、バイオメカニックと記述)は、1970年代に米国人 J・アップレジャー博士によって、広く世に普及しました。
それまでのオステオパシーは、大学でしか教授されない高尚な学問でしたが、アップレジャー博士の偉大なる貢献により、世界の多くのセラピスト達が、クラニオセイクラルの勉強をすることができ、また、多くの人々に恩恵をもたらしました。
また、手技の特徴からテンステップとも呼ばれます。
身体の組織や構造にダイレクトに働きかける手法ではあるものの、脳脊髄液の原理を利用した大変ソフトなタッチで、臓器や組織にとって無理のない手法とされていました。

バイオダイナミクスについて

今世紀を迎え、同じく米国人であるフランクリン・シルズ博士らによって、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスが、体系化された、より実践的なメソッドとして、世界のセラピストに広く伝授されました。


バイオダイナミクスは、さらにバイオメカニックの手技のソフトさに、プラスして、奥行きと深さ、そして、身体の組織や構造よりもさらに広い全体性への調和をもたらしました。


こちらで詳しく述べていますが、原初の呼吸(第一次呼吸)と呼ばれる、生命の呼吸は、複数の層によって成されています。


その複数の層によって構成される呼吸の奥行きと深さは、肉体という確固たる物質に、新たな理解と体感をもたらしました。


例えて言うならば、ピアノやフルートなどの単一の楽器演奏でも十分美しいのですが、それが複数の楽器で構成された楽曲、オーケストラの演奏ならば、さらに奥行きがあるというイメージです。
そして、何より、そのリズムの調和から、命とはこんなに美しいものであり、信頼できるものであったのかということに感動せざるを得ず、しかも、どんなに不調をきたしていても、私たち人間は命ある限り、そのリズムを失うことはないという事実に、壮大なる慈悲すら感じます。


肉体という物質を通して、単なる物質を超えた、慈悲を感じるとともに、畏怖の念がこみ上げ、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを学べば学ぶほど、肉体という形ある神秘に魅了せざるを得ません。これは、身体の組織と構造の枠を超えた、総合的な癒しをもたらす、バイオダイナミクスの大きな特徴であります。


多くのバイオダイナミック・クラニオセイクラル・セラピストは、気が付いたら、あっという間に、数十年も探求し続け、また、更なる神秘を想い、魅了され続けることも大きな特徴です。

後頭骨へのアプローチの大きな相違

バイオメカニックの施術の場合は、写真のように、指を後頭骨に対して、垂直にして触れるという特徴がみられます。


バイオダイナミクスでは、指を垂直にして触れる場面は、かなり稀です。
指は、上のイラストのように、頸部に滑らかに添わせるように位置しています。


バイオメカニックでは、クラニアル・リズミック・インパルス、Cranial Rhythmic Impulse略してCRIと呼ばるリズムを扱います。
しかし、バイオダイナミクスでは、そのCRIというリズムよりさらに、深くて奥行きが在る"tide(潮流)"という、より微細なリズムの全体を感じています。


CRIはその感じるリズムのうちの一つですが、このCRIよりさらに深いところにあるリズムを感じるため、CRIはあくまで、現れる一つのパターンとして認識しますが、このCRIのリズムを追跡するようなことはまずありません。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの問題点

IABTというバイオダイナミクスの教育機関をサポートする協会の発足

しかしながら、ここで、バイオダイナミクスの問題点をお伝えしなければなりません。
ここまでソフトな療術であり、しかも、しっかりと肉体に触れながら、脳脊髄液のリズムや動きをキャッチするという療術は、類まれです。


施術の光景を見れば、ご理解いただけると思いますが、その手技はほとんど触れているだけです。
その触れ方を学ぶために、クラニオセイクラル・バイオダイナミック・セラピストは何年もかけて学びます。


バイオダイナミクスの学びのうち、「発生学を理解し、脳の構造を生理解剖学的に理解する」
「手技や姿勢を体得する」「"tide潮流"を感じる」等は、
バイオダイナミクスの技術取得をするためのプログラムを持つ教育機関にて、ある程度の年数を費やして学ぶ限り、
困難なく学べる要素です。


しかし、真の意味で、触れ方を学ぶとは、在り方を学ぶという事です。
その在り方を何年もかけて学ぶのです。
いえ、終わることなく、学び続けるのです。


バイオダイナミクスが壮大な万物の真理に根差した療術のため、何年勉強しても足りないほどであり、そして、とても繊細な療術なために、大変学びずらく、教えずらいというデメリットがあります。


しかも、数値で測れるような療術ではないため、学習者にとっても、教育者にとっても、この療術の真意が伝わっているのかそうでないかを客観的に判断することは非常に困難であります。
そのせいかは定かではありませんが、2006年に協会が設立されます。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのある種の自主規制かのように、協会は、バイオダイナミクスの教育について、ある指針を設けました。


こちらが協会の公式ウエブサイトです→IABT, International Affiliation of Biodynamic Trainings


こちらのウエブサイトにあるように、IABTがクラニオセイクラル・バイオダイナミクスの教育機関として認可している学校は世界で10校です。(米国3校、英国2校、スイス2校、ドイツ1校、オーストラリア1校、オーストリア1校)
私が卒業したのは、スイスに本拠地があるInternational Institute for Craniosacral Balancing®略してICSBと呼ばれる学校です。(以下ISCBと記述)


IABTの規定にあるこちらに記されているように、生徒が学び理解しなければならない基本最低レベルの内容を最低700時間を費やして学習をすることが定められており、 また、その基準に達した生徒に対して、Biocynamic Craniosacral therapist略してBCSTと呼ばれるディプロマを授与することが定められています。

IABT認定校International Institute for Craniosacral Balancing®, ICSB

私が卒業した ICSBの創始者である、バードレイナ先生は(写真左側)、数十年に渡り、世界各地でボディーワークの教師として、幾人もの生徒たちを指導しておられます。
先生は、バイオダイナミクスを教えることを許可された10校のうちの1校の代表でありますが、それでもなお、バードレイナ先生は、ご自身のことを、未だにバイオダイナミクスのそしてLIFE(生命、人生)の生徒であるとおっしゃいます。


この施術通して、深淵なる叡智を、おひとりおひとりの命を通して垣間見るその度に、そして、そのLIFE(生命、人生)を支えるフォース(生命力)を感じれば感じるほど、施術者は、謙虚な姿勢になるのだという事を、私はバードレイナ先生から学びました。


ICSBの公式ウエブサイトはこちらです→International Institute for Craniosacral Balancing®


私が卒業した ICSBでは卒業時には、テストに加えて、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスをどう理解したのかということを、プレゼンテーションをし論文にて提出することがが含まれ、また、協会から定められている必要最低限の時間数700時間を超えて、900時間の必須学習時間数を求められました。

Biocynamic Craniosacral therapist 略してBCSTと呼ばれるディプロマ

こちらの写真が、BSCTという称号を持つ者のディプロマですが、施術者としての最低レベルをクリアーしていると認可された証書です。


まず、お伝えしなければならないことは、このディプロマは、このIABTというインターナショナルな協会から発行されており、日本の厚生省とは無関係の協会の為、健康保険の対象になるわけではありません。


しかし、このBSCTからの施術が、保険治療の対象になる国もあります。


もし、広い視野で考えるのであれば、この協会が発足する前から、また、この協会とは関わりのない処で、クラニオセイクラルの探求をし続けておられる博士もいらっしゃいます。例えば、私がとても感銘を受けた"Stillness"という本を執筆された、チャールズ・リッドレイ博士はBCSTではありません。


協会や学校という枠組みを超えて、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを真に探究されている指導者、また施術者は、国内外問わず、たくさんいらっしゃいます。


いずれにしましても、J・アップレジャー博士の貢献により、大学にてオステオパシーを専攻し博士号を取得していない者が、クラニオセイクラルを学ぶことができるようになったことの結果、このように、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスが国々の枠を超えて、この横浜にある中満整体に、施術が普及することとなったということに、全てのかかわる博士をはじめ、全ての貢献者に感謝したいと思います。

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