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ブログ> 2014.11.11.

信念という牢獄を溶かす、原初の呼吸

2014.11.11

ついに、中満整体の新公式ウエブサイトが誕生致しました!
記念すべき第1回目のブログは、改めて原初の呼吸について書いてみたいと思います。


実は最近、様々な事があり、
人の信念というものを考えさせられる状況に、追い込まれていたもので、
この際、じっくりと、その信念というものを、考えてみました。
その"信念"とクラニオセイクラル・バイオダイナミクスの施術の醍醐味"原初の呼吸"との関係についてお話したいと思います。


信念というと、なんだか、建設的な感じがしますが、
今回のお話の、その信念とは、思い込み、先入観とも言い換えられるような、信念です。


その信念というものが、一見、建設的であろうと、また、無意識の奥深くに眠る、全く自覚していないネガティブな信念であろうと、信念という曲者は、見事に、現実化されるものなんだなぁ、と深く深く実感していました。


具体例でお話しますと、


例えば「人生は思い通りにいかない」「努力は報われない」という信念を持つ方がいらっしゃるとします。しかも自覚なく無意識の下でその信念をお持ち場合。
残念ながら、見事に、その自覚できない信念は現実化されていくのだなー、と最近の生活の中からしみじみと痛感していた今日この頃でした。


そして、そのことに全く自覚がない場合、
なんで、思い通りにいかないのか、報われないのかという理由は、自分の信念の結果であると自覚することは極めて困難であります。
まさか自分の信念のせいだとは思わず、なんらかの外側の要因だと解釈されることが多いのです。


しかも、人間とは、自分の培ってきた信念を、誰かに壊されるのは、どうしてもいやなんです。
その信念がもたらすデメリットにどれだけ困っていたとしても、できれば、自分が歴史を積み上げながら培ってきた信念だけは壊したくないのです。
そして、最後には、全てのデメリットの原因は、自分の信念のせいではなく、やっぱり、外側の要因、自分の内側以外の何らかの事情によるものだと思いたいのです。


いや、私も信念を持つ、一人の人間として、身に覚えがありますねー。


私の場合は具体例とは逆に、
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」という信念を持つ傾向があります。
元来の体育会系気質によるものなのか、いつの日か、気が付いたら、自分の歴史を積み重ねてこの信念体系を構築してしまってきたのでしょう。


先ほども触れましたが、私の信念は、一見建設的に見えるパターンです。
当然、誰かに壊されたくはありません。
「人生上手くいかないんだよ」などとしつこく言われると、「私の信念に水をささないでくれ!」ともちろん言いたくなるのですが、


さて、この私の信念のデメリットとは何でしょうか?


クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの学びの中に、
クラニオバイオの施術を行う際の心的態度とは、
"Doing"ではなく、"Being"であることという学びがあります。
Doing、何かをすることではなく、
Being、まさに今ここに存在すること、
と言えるでしょう。


実際、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、
押したり、揉んだり、関節を動かして調整するというように、物理的に影響を与えようとする力技(ちからわざ)ではありません。
実際は、触れているだけです。
しかし、ボヤーッと触れているわけではありません。
今、ここに存在して触れているのです。


今、ここに存在する。まさにBeingであること。これが、私の信念にとって、どうしたらいいのか、わからない事だったのです。


クラニオセイクラル・バイオダイナミクスに出逢って、夢中になり、魅了されて今が在りますが、
このワークに出逢うまで、力技の技術で、ある程度の成果を出してきたという自負があったものですから、
学び始めた頃は、なんだかDoingしたくなるんです。
見た目はおとなしく座って、触れているだけに見えても、どうも、
なにか、Doingしたいのを我慢して、なんとか触れているような感じ、とでもいいましょうか。


そうすると、練習中に施術を受ける役目になっている生徒は、全く、心身が休まらないわけです。しかし、なんで上手くいかないのかを頭で必死に考えてみても、答えは出ずに、ただ、自分の信念のせいであって欲しくないし、挙句のあてには、信念を壊したくないとまで内心願っているのです。


Doingではなく、ただ、今ここに存在するBeingになるという
その学びの過程に、たくさんの時間を使いました。


実際、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの理論的な側面は、成せばなる傾向の信念を持つ場合、葛藤することなく学習できると思いますが、


しかし、
今、ここに存在すること。
それには、多くの時間が必要でした。
でした、という言い方はおかしいですね。
これからも必要なのですから。
過去ではなく、未来でもなく、今ここに存在することの学びは、一生涯かけるに値する壮大な学びです。


私にとってのクラニオセイクラル・バイオダイナミクスの学びの醍醐味とは、
知識を付け加えていく事というよりは、
自分の気が付かなかった無意識の信念体系に気が付くというような、
自分自身の、より内側を意識という明るい光で照らしていくようなところにあったのです。
そして、意識の光が原初の呼吸にのって、やさしく信念を溶かしていくという、まさに、解き放っていくような事でした。


この言葉は、私が授業中に先生から教えていただいた”信念”に対する最も印象深い言葉です。
You need to wait for the "will" of the patient to give way to primary respiration
施術をする者は、施術を受ける方の"意志"が、原初の呼吸に道を譲るのを、待つ必要がある。


言葉ではわかりにくいのですが、体感すると、とても苦しい場所から、何かを手放したことでとても楽になれる境地にたどり着く、という実感があります。


この原初の呼吸を感じ、受け入れることができたときに、
成さねばならないことなど、何もなかったのだということを理解できました。
先生は、何度でもやさしく教えてくれていたと思うのですが、
この原初の呼吸を何度も何度も感じて、初めて、頭で理解するのではなく、全身の細胞を通して、理解することができたのです。


信念、思い込み、先入観、エゴ、その牢獄をやさしく溶かしてくれるのが
原初の呼吸だったのです。決して誰かの説得ではありません。
今、自分自身の内側にあるその命、目の前にあるその命、
その存在が全てであり、原初の呼吸に安心して身をゆだねることができるのです。
そして、原初の呼吸は、成さなければならないことは何もなかったのだと、教えてくれるのです。


そして、中満整体にお見えくださる方々の命から感じる、原初の呼吸が、いつも私に教えてくれるのです。
命に、必要なものはない。全て信頼し、そして、その命にゆだねることができるということを。


原初の呼吸に触れる、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションを是非お試しください。

中満整体
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